先生、吐きそうです

思考や有り様を切り売りします

懐中汁粉 ~僕とオカンと時々おばあ~

やっぱり何事も一番やる気があるのは始めた直後です。というわけで早くも更新します。今日でめでたくも三日坊主の二日目を迎えることができました。ありがとうございます。しかし、なぜこんなにも更新が早いのかと言われれば、タイトルにもあるように懐中汁粉という神のアイテムをてに入れてしまったからなのです。

まず、懐中汁粉がどのようなものかご存知でしょうか。私のスキルやモチベーションの関係で今回画像などは貼られません。簡単に説明すると最中の中に乾燥した餡が入っており、お湯をかけるとすぐにお汁粉ができるという代物です。その少し変わった即席汁物っぷりに私は毎回やられてしまい、食べ過ぎて後悔するという流れを何回も再現させています。私自身甘いモノはそこまで食べられないのですが、これだけはなぜか食べ過ぎるまでやってしまいます。

そんな懐中汁粉ではありますが、初めて出会ったのは小学生のころだと思います。その時私は甘味を求めて仏壇を物色していたのですが、小学生の心を躍らせるようなものはなく、あるものといえば砂糖を固めただけの謎の物体と3週間は放置されているであろうリンゴだけでした。悲しみに打ちひしがれていると、母が帰宅し、「いいモノがある」と台所に呼ばれました。「母」、「台所」、「いいモノ」、という当時の私の中での素敵三銃士が揃い、数え役満でも決めたかのような気持ちで台所へ行くと最中が渡されました。それが懐中汁粉でした。(何だ、最中か微妙だな…)とクソガキ思考な私を尻目に母は自分の母親、つまり私の祖母との思い出を語りだしました。その中の懐中汁粉に対する評価の高さに、私の期待度は急上昇し、過度な期待を受けながら懐中汁粉は湯を浴びたのでした。その後のあまりの地味さに私の好奇心が殺されたのは言うまでもありませんが、そのころの期待が未だに抜けず、さしずめパブロフの犬の状態である私は、今でも懐中汁粉を見ると興奮が抑えられないのでした。

ちなみにタイトルには「おばあ」などとありますが、私が祖母を「おばあ」と呼んだ事実は一切ありません。それはフィクションで、実在の人物や団体とは関係ありません。なお『ノロウィルス ~僕と悪寒と時々、ゲロん~』は近日公開予定です。